プロポリスを飲むと口臭は？
程度の差はあれ、誰にでも口臭はあります。ただあまりにも強い口臭は人間関係に悪影響を及ぼしかねません。
自分では気づきにくい口臭を予防し改善するのにプロポリスは役に立つのでしょうか？
口臭の原因物質とは？
口臭は揮発性硫黄化合物と呼ばれる物質が発生することが原因で起こります。揮発性硫黄化合物は硫黄化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドがあります。
揮発性硫黄化合物が発生する原因
では揮発性硫黄化合物は何故発生するのでしょうか？まず、虫歯や歯周病などの口内の疾患が原因でメチルメルカプタンが発生します。
虫歯や歯周病がなくても、歯磨きが不十分で口内環境が悪いと硫黄化水素が発生します。
口内には非常に多くの細菌が常住しています。
口内にある食べ物のカスを細菌が分解し、硫化水素を発生させます。
唾液が少なく口内が乾燥するドライマウスや、舌に食べ物のカスが付着し、細菌が繁殖することによって白い苔のようなものができる舌苔なども硫黄化水素を発生させる原因です。
ジメチルサルファイドは肝臓などの内臓の病気により発生します。
過度の飲酒、喫煙、暴飲暴食を続けると肝臓を弱め、ジメチルサルファイドを発生させる可能性があります。
この場合、医療機関の受診が必要です。
喉にできる膿栓も口臭の原因
口臭は扁桃腺にできる膿栓と呼ばれる乳白色の粘液が原因となることも考えられます。風邪を引いた時や喉が乾燥した時などに、喉に多くの細菌が繁殖し粘液が増えるため膿栓ができやすいといわれています。
プロポリスの特徴と働き
プロポリスはミツバチが樹木から採集した樹液とミツバチの分泌物から作られる天然の物質で、人工的に作ることはできません。プロポリスは世界中で採集され、採集地や採集時期により成分が異なります。
日本で流通しているプロポリスはブラジル産、ヨーロッパ産、中国産、オーストラリア産などで、中でもブラジル産のプロポリスが大きなシェアを占めています。
プロポリスには週百種類もの成分が含まれています。
その中にはフラボノイドが含まれ、強い抗菌、殺菌、抗ウイルス、抗酸化、抗炎症、鎮痛作用などが認められています。
どの産地のプロポリスもフラボノイドを含みますが、特に抗菌、殺菌作用の強いプロポリスはブラジル産やオーストラリア産のユーカリ系、ブラジル産のアレクリン系プロポリスです。
プロポリスと口臭予防
プロポリスの強い抗菌、殺菌作用は歯周病の原因の歯周病菌や虫歯菌の除去に作用し、口内環境の悪化を改善する効果が期待できます。口内環境が改善されると口臭の原因の硫化水素が発生しにくい環境が整い、口臭の予防に繋がります。
プロポリスは扁桃腺の腫れや炎症を抑え、口臭の原因の膿栓にも効果的に作用し、喉から発生する口臭を抑制します。
口内の細菌を除去するプロポリスの働きは摂取、および外用、どちらの使用においても有効性があります。
口臭予防に効果的にプロポリスを活用しよう
プロポリスは多くの製品が販売されています。口臭予防に最も効果が期待できる方法はプロポリスを継続的に摂取し、同時にうがいなど、外用にも使用することです。
プロポリスを飲む場合は牛乳などのお好みの飲み物に混ぜて飲むと独特の味や匂いが緩和され飲みやすいです。
プロポリスのスプレーやのど飴、グミは口内の炎症を軽減し、口内環境を整え ます。
のど飴やグミはゆっくりと時間をかけ、口内で溶かすようにして食べると唾液の分泌が促進され、より効果的な口臭予防効果が期待できます。
プロポリス配合の歯磨き粉やマウスウォッシュもあります。
どちらも口内の殺菌、抗炎症、口臭予防に効果的なので試してみる価値は十分にあります 。
継続的なプロポリスの利用が効果的
プロポリスはある程度の期間、継続して摂取することにより体の内側からの抗菌、殺菌効果が実感できます。それに比べると歯磨き粉やマウスウォッシュ、のど飴などは即効性があるので、それぞれ上手に併用して口臭予防に役立てましょう。
口臭は口内の細菌と食べカスが大きな原因のひとつです。
できるだけ磨き残しのないように、食後の歯磨きは毎回丁寧に行いましょう。
まとめ
・口臭は揮発性硫黄化合物と呼ばれる物質の発生が原因・揮発性硫黄化合物は虫歯、歯周病、口内環境の悪化、病気により発生する
・喉にできる細菌による膿栓も口臭の原因
・プロポリスはフラボノイドを含み強い抗菌、殺菌作用がある
・プロポリスの摂取で虫歯菌、歯周病菌をはじめ、口臭の原因を作る細菌を除去
・プロポリス配合の歯磨き粉、マウスウォッシュ、のど飴、グミなどを合わせて利用すると口臭予防、改善に一層効果的
・口内に食べカスを残さないように、毎回丁寧な歯磨きを心がける
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