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プロポリスのアルコール抽出

プロポリスはミツバチにより採集された樹液を元に作られます。
採取したプロポリスはそのままでは使用できないので、いくつかの過程を経た後、抽出されます。
抽出方法は複数ありますが、最も多く行われている方法がアルコール抽出です。

プロポリスの採集から抽出まで

プロポリスはミツバチが樹木の蕾や新芽、樹皮などから樹脂を採集し、ミツバチ自身の分泌液と混ぜ合わせて作られる天然の物質です。
採集したそのままの形(原塊)では不純物などが混ざっているため摂取できません。

巣から採取した原塊は、選別され冷凍で乾燥させたのち砕かれます。
その後、必要な成分のみを溶かして取り出す抽出という作業が行われ、プロポリスが製造されます。

プロポリスの抽出方法

プロポリスの抽出方法は、アルコール抽出、水抽出、ミセル化抽出、超臨界抽出、発酵抽出があります。
このうち最も多く行われているのがアルコール抽出法です。

アルコール抽出方法とは?

プロポリスの原塊はほとんどが水に溶けないワックスやミツロウのため、アルコール抽出方法が広く一般に行われています。
フラボノイドなどの水に溶けない成分もアルコールにはよく溶けます。
ただしアミノ酸や酵素はアルコールに溶けにくいというデメリットもあります。

アルコール抽出の工程

  まず原料のプロポリスの原塊を水で洗いミツロウやワックス、使えない部分などを取り除き選別します。
その後、乾燥させ粉砕してからアルコールで抽出します。
抽出の方法は、食用のエチルアルコールに原材料をある期間混ぜ合わせて漬け込みます。

アルコールに漬け込む期間

アルコールに漬け込む期間は3ヶ月から3年と幅があり、長いと10年も漬け込む場合があります。
長く漬け込むとアルコール分が蒸発し、味や品質がよくなるといわれています。

しかしあまりに長く漬け込むと成分が変質したり発散したり、余分な成分が溶け出すことがあります。
半月から1ヶ月も漬け込めば主な成分は抽出されるといわれています。
アルコールに漬け込んだ後はろ過してから製品化されます。

アルコール抽出方法のメリット

アルコールは殺菌作用があり、プロポリスの有害な成分や不純物を殺菌するというメリットがあります。
抽出後にカビや雑菌の発生が抑えられ、防カビ剤などの添加物を加える必要がありません。

60パーセントから70パーセントのアルコール抽出が最も効率的な抽出方法とされ、これによりプロポリスの有効成分が多く抽出されます。

アルコール抽出方法で問題になることは?

アルコール抽出されたプロポリスはアルコールが残るのではという心配があります。
通常、プロポリスは飲みものと一緒に飲むので、そうするとアルコール濃度は1パーセント未満しかなく、特に問題になることはありません。
とはいえアルコール分ゼロではないことは確かなので、たとえ極少量でも受け入れられないという方には向いていません。

プロポリスの刺激は植物成分によるもの

プロポリスは独特の刺激がありますが、これはアルコールの影響ではなく、起原植物のユーカリやアレクリンの持つ成分の特徴です。
抽出期間が長引けばこの刺激が減るといわれていますが、そうすると鮮度が落ちます。
牛乳やヨーグルトに混ぜて飲むと刺激が緩和されます。
どうしても刺激が我慢できない方には、カプセルや錠剤がおすすめです。

アルコールで抽出されない成分は?

アルコールに溶けにくいアミノ酸や酵素は水に溶けるため、それらの成分は水抽出方法で抽出します。
プロポリスのすべての有効成分を抽出するために、アルコールと水の両方の抽出法を採用しているメーカーもあります。
購入の際、確認するようにしましょう。

保存方法は?

アルコールで抽出したプロポリスは開封した後でも常温での保存が可能です。
直射日光を避けた場所なら長期保存もできます。
しかしできるだけ新鮮なうちに飲むことをおすすめします。

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