プロポリスを選ぶ基準
プロポリスを購入するにあたり、選ぶ基準がいくつかあります。最も大切なのは安全性の高い商品を選ぶことです。
どんなに高価なプロポリスでも、安全性に問題があれば本末転倒です。
ここではプロポリスを選ぶ基準と抑えておきたいポイントをご紹介します。
プロポリスについて知っておこう
プロポリスはセイヨウミツバチが植物の樹皮や蕾、新芽などから樹液や樹脂を採集し、ミツバチの唾液などの分泌液と混ぜ合わせて作る天然物質で、人工的に作り出すことはできません。プロポリスは産地、ミツバチが樹液を採集する樹木、採取時期により成分と有効性に違いがあります。
購入前に、まずはプロポリスの産地と植物を知ることからはじめましょう。
プロポリスの産地と起原植物
国内で流通しているプロポリスの大部分はブラジル産です。ブラジル産のプロポリスはユーカリ、アレクリンが代表的な起原植物です。
この他にも希少性の高いマメ科の植物、ダルベルジアを起原とするレッドプロポリスがあります。
流通数はブラジル産より減りますが、ブラジル以外の国々のプロポリスもあります。
オーストラリア産のプロポリスの起原植物はユーカリで、中国、ヨーロッパ、アルゼンチン、ウルグアイ、アメリカ産のプロポリスは主にポプラの樹から採集されたものです。
起原植物による特徴の違い
どのプロポリスも主成分はフラボノイドで、抗菌、抗酸化作用があります。傾向として、ユーカリやアレクリンが起原植物のプロポリスは 抗菌、殺菌作用が強く、 ポプラ系のプロポリスはフラボノイドが豊富で抗酸化作用が強いといわれています。
ブラジルの限られた場所でのみ採集されるレッドプロポリスは女性ホルモン様の働きのあるイソフラボンを含みます。
プロポリスの使用目的にまず抗菌、殺菌性を求めるのであればユーカリやアレクリン系のプロポリス、抗酸化作用を求める場合はポプラ系のプロポリスを選ぶと良いでしょう。
付加価値にイソフラボンを望むのであればレッドプロポリスがおすすめです。
プロポリスの含有量
どんなに高品質なプロポリスでも含有量が僅かであれば有効性はあまり期待できません。購入前にプロポリスの含有量を比較してみましょう。
統一基準はありませんが、一般的には1日分200ミリグラム程の含有量があれば有効性が期待できるといわれています。
この数値をひとつの基準にしましょう。
添加物の種類と量
プロポリスは液状、錠剤、カプセル、顆粒、スプレー、キャンディーなどがありますが、特に錠剤やカプセル、顆粒の場合、添加物の種類と量を基準に商品を比較すると良いでしょう。商品の中にはプロポリスよりも添加物のほうが多く含まれているものもあります。
添加物も着色料や香料など、多くの化学物質を含むものがあります。
添加物の量と種類も選ぶ基準の大切なポイントです。
プロポリスの色
ブラジル産の場合、グリーンプロポリスとレッドプロポリスが有名です。どちらも高品質で有効性が高いのですが、レッドプロポリスは流通量が少なく価格も高価です。
グリーンプロポリスはきれいな濃い緑色をしているものほどアレクリンの有効成分が多く含まれています。
ユーカリ系、ポプラ系のプロポリスの色は茶色です。
茶色のプロポリスは最も一般的です。
その他、黒や黄色もありますが品質も価格もグリーンや茶色より劣ります。
色はひとつの基準ではありますが、色だけに頼って選ぶことは避けましょう。
中には粗悪なプロポリスに着色してある製品もあるので、メーカーの信頼度と合わせて判断することが必要です。
プロポリスの抽出方法
プロポリスの抽出方法はアルコール抽出が最も一般的です。アルコールの他には水抽出方法、ミセル抽出方法、超臨界抽出方法、発酵法があります。
どの方法も利点と欠点があるため、複数の抽出方法を採用したものがより多くの有効成分を含有しています。
抽出方法も選ぶ基準のひとつとして覚えておきましょう。
飲みやすさと継続性
プロポリスは苦み、辛み、独特の匂いと刺激があります。そのため買ってはみたものの、味が苦手で飲めなかったという人もいます。
どんなに体に良くても継続できなければその有効性を生かすことはできません。
初めて摂取する場合、まずプロポリスのど飴を試してみることをおすすめします。
のど飴はプロポリスの風味が抑えられてはいるものの、封を開けると独特の匂いがあります。
プロポリスの風味を体験するのには最適です。
味に馴染めない場合は錠剤やカプセルタイプを選ぶと抵抗なく飲めます。
味や匂いもプロポリス選びの大切な基準です。
継続摂取するためには価格も大切です。
あまりに高額だと継続するのは難しいです。
継続できそうな価格帯の中から、自分のニーズに最も近い製品を選ぶようにしましょう。
メーカーの信頼度や口コミ、レビューも参考にしよう
安全性の高いプロポリスを選ぶためにはメーカーの信頼度はとても重要です。そのためにも商品の口コミ、レビューを参考にすることをおすすめします。
プロポリスを選ぶ基準は沢山ありますが、どれかひとつの基準だけで選ぶことは避け、できるだけ多くの要素を総合的に考慮し選ぶようにしましょう。