オーストラリア産のプロポリス
プロポリスの産地はブラジルが有名ですが、オーストラリアも高品質なプロポリスを産出している国として有名です。ここではオーストラリア産のプロポリスの特徴について解説します。
プロポリスの役割
プロポリスはセイヨウミツバチが樹木の蕾や新芽、樹皮から採集した樹液と自らの分泌液を混ぜて作られます。そのため樹液を採集するための植物の種類により成分や品質に違いがあります。
プロポリスはミツバチの巣の巣材として修復や補強に使用されますが、抗菌剤として巣内に細菌や病原菌が蔓延しないように、また外敵や雨の侵入を防ぐ役目も果たします。
オーストラリア産のプロポリス
オーストラリア産プロポリスの原料はユーカリ
オーストラリア産のプロポリスの原料になる植物はユーカリです。ユーカリはオーストラリア原産の常緑高木で100メートル近くの高さになる木もあり、その種類は500種以上に及びます。
コアラが食用とする木として有名です。
オーストラリアの先住民のアボリジニは古くからユーカリの葉を薬用として用いてきました。
ユーカリの葉に含まれる精油は殺菌、抗炎症、痛み止めなどの効果があるといわれ、民間療法の薬やアロマテララピー などにも伝統的に使われてきました。
ユーカリの葉には精油のほかにも抗酸化作用のあるフラボノイド、タンニンなども含まれています。
ユーカリ油の成分と働き
ユーカリ油の成分はシオネール、ピネン、シトロネロールなどの有機化合物で抗菌、殺菌力が強く鎮静作用があり、のど飴や消毒薬、軟膏、塗布剤などに利用されています。また防虫、虫除け効果が期待され、香料、防臭剤、防腐剤としても利用されています。
オーストラリア産プロポリスの利用方法
ユーカリは 評判の高いブラジル産のプロポリスの原料にも使われています。しかし ユーカリの原産国はオーストラリアです。
ユーカリの精油が原料に含まれているオーストラリア産プロポリスは、他の産地のプロポリスよりも強い抗菌作用が期待されます。
うがいに利用が効果的
オーストラリア産プロポリスの最も効果的な利用方法はうがい用に使用することです。うがい用には液状タイプのプロポリスを使います。
プロポリスは水に溶けない性質があるため、お湯に数滴を溶かして使用します。
あまり熱いお湯ですと火傷する危険性があるので気をつけましょう。
毎日朝夕二回、プロポリス入りのお湯でうがいをすると風邪やインフルエンザの予防に効果的です。
喉の痛みがひどい時や咳が出る時はうがいの回数を増やします。
プロポリスはヤニがコップに付着します。
ヤニにも有効成分が含まれているので、できればヤニもすべて有効に利用したいものです。
ヤニを落とすのはクレンザーで擦るなど、少々労力を要します。
プロポリス専用のコップを用意するか、紙コップを使用するなどの工夫が必要です。
プロポリスの摂取も
プロポリス液はうがい用だけでなく、勿論、摂取もできます。味に慣れるまでは牛乳や乳製品、あるいはハチミツに混ぜて摂取すると飲みやすいです。
風邪を引く前から抗菌力の高いオーストラリア産のプロポリスでうがいの習慣をつけ、風邪の予防に努めましょう。
オーストラリア産のプロポリスは通販でも店頭でも購入できます。
プロポリス液、カプセル、錠剤、スプレーなどの種類があります。
プロポリスの味が苦手な人はカプセルや錠剤が摂取しやすくおすすめです。
価格はメーカーにより差がありますが、液体タイプで二千円台から販売されています。