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プロポリスの副作用を知る

ミツバチが作る天然の抗生物質と呼ばれるプロポリスは抗菌、殺菌作用に優れ、健康食品の中でも常に注目を集めています。
プロポリスを購入する前に、有効性だけではなく、副作用についても知っておく必要があります。
プロポリスはどんな副作用があるのでしょうか?

プロポリスは健康食品

プロポリスは健康食品で医薬品ではありません。
たとえ医薬品と同じ成分を含んでいたとしても「食品」です。
医薬品は病気や怪我の治療を目的に使用しますが、健康食品は治療目的には使えません。

プロポリスの副作用を知る前に、まず現在、病気で薬を処方されている方はプロポリスの摂取について、事前に必ず医師に相談することをおすすめします。
医薬品とプロポリスの飲み合わせについてはまだすべてが解明されていないため、自己判断でプロポリスを飲むことは避けましょう。

プロポリスの副作用

プロポリスに限らず、すべての健康食品の副作用についての情報は少なく、これまで問題とならなかったものでも今後新たに問題となる可能性が常に指摘されています。
副作用とは医薬品を使用した場合に、本来の目的以外の好ましくない症状が起こることをいいます。
医薬品ではない健康食品においては、副作用は好ましくない症状として捉えます。

これまでにプロポリスの副作用、好ましくない症状として報告されているのは以下のとおりです。

アレルギー症状

個人により差がありますが、プロポリスによりアレルギー症状がでることがあります。
症状は蕁麻疹、吐き気、腹痛、頭痛など軽度なものから、アナフィラキシーまで個人によりさまざまです。

プロポリスはハチの生産物なので、ハチやハチの生産物にアレルギーのある方や喘息の方は摂取、及び外用に使用しないように気をつけましょう。
プロポリスは 針葉樹、ポプラ、ペル-バルサム、サリチル酸を含む種類があるため、それらにアレルギーのある方も使用を控えるよう注意が必要です。

接触性皮膚湿疹

プロポリスは外用にも使用できます。
そのためプロポリスを配合した化粧品や石鹸などが多く販売されています。
軽度の外傷にも使用できます。

プロポリスを外用に使用した場合に接触性皮膚湿疹、灼熱感、口唇炎、口囲湿疹、発疹などが起きることがあります。
これらはプロポリスを配合した化粧品でも起こりえる症状です。
そのため外用に使用する場合は、目立たない部分でパッチテストを必ず行ってから使うようにしましょう。

口内炎の可能性も

プロポリスの副作用としては胃腸、呼吸器、皮膚などのアレルギー反応の他、プロポリス配合のトローチで口内炎が起きることがあります。

プロポリスの摂取を控える場合とは?

妊娠中、授乳中の摂取、使用に関しては安全性を保証するデータが十分に揃っておらず、使用を控えます。

小児に対しては現在のところ、プロポリスのサプリメントの濃縮した物を摂取する場合の安全性を保証するデータが十分に揃っていません。
1歳未満の乳児はボツリヌス症を発症する可能性があるので、絶対に与えないように注意が必要です。

プロポリスは血小板凝集を阻害する可能性があることも指摘されているため、手術前の2週間は摂取しない方がよいとされています。

適量を正しく使用することが大切

プロポリスに限らず、すべての健康食品に共通することですが、適量を正しく使用することが最も大切です。
一度に大量に摂取しても効果は見込めません。
そのため、商品に書かれている用量を守って使用するようにしましょう。
また人により合う、合わないということもあるので、最初は少量の摂取から始め、継続しても大丈夫かどうか、様子をみることも大切です。

何らかの好ましくない症状が出た場合は一旦使用を中止し、様子を見て必要なら医師や薬剤師の指示を仰ぎましょう。

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