※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

プロポリスとハチミツの違いは?

ハチミツとプロポリスはどちらもミツバチの生産物です。
ハチミツは食品として、プロポリスは健康食品、サプリメントとして利用されています。
プロポリスの知名度の上昇と共に、ハチミツとプロポリスは違うものであるとの認識も高まっています。
ここではプロポリスとハチミツの違いについてまとめてご紹介します。

プロポリスとハチミツ、それぞれの役目

プロポリスの役割

プロポリスはミツバチが樹木の樹皮や蕾、新芽から樹液を採集し、唾液などの分泌液と混ぜ合わせて作られる物質で、ミツバチの巣の修復や補強に使用されます。
プロポリスは抗菌力があり、巣内を細菌や病原菌、外敵から守り、巣を存続させる働きも兼ねています。
プロポリスを作るのはミツバチの中でもセイヨウミツバチという種だけで、日本のミツバチはプロポリスを作りません。

ハチミツの役割

ハチミツはミツバチの食料です。
ハチミツを作るミツバチの働きバチの寿命は1ヶ月から長くても5ヶ月程度です。
その間、幼虫を養うため、そして保存食としてハチミツを貯蔵します。
ハチミツはコロニー存続のための食料として大切な役割を果たします。

ハチミツは雌のミツバチが採集した花の蜜を蜜嚢という器官に蓄え、巣の中で加工し蓄えたものです。
巣に運ばれた花の蜜は別のミツバチに口移しで渡されますが、その過程でミツバチの唾液中の酵素が混ざり、花の蜜のショ糖がブドウ糖と果糖に分解されます。
その後、羽ばたきにより水分が蒸発し濃縮されハチミツが作られます。
完成したハチミツは蜜ロウで封印され保存食として貯蔵されます。

プロポリスとハチミツの特徴の違い

プロポリスの色

プロポリスは原料となる植物の違いにより色もさまざまです。
ユーカリを含むと茶褐色、アレクリン、アサペシ、カピシンギなどを含むと緑色、ダルペルジアという樹木は赤色のプロポリスが作られる材料です。
そのほかにも黒褐色や黄色など多くの色のプロポリスがあります。
色の違いは成分や品質の違いを表しています。
緑や赤色のプロポリスは品質が高いとされています。

ハチミツの色

ハチミツはミネラルの量の違いにより、淡黄色、黄金色、赤褐色、黒褐色に大別されます。
一般に淡色系のハチミツ程、味に癖がなく食べやすく、濃い色になる程、癖が強くなり好き嫌いが分かれます。
花粉の色も多少はハチミツの色に影響を与えます。
ハチミツの色の違いはミネラルの量の違いで、それ以外の栄養価の差はありません。

プロポリスの味

プロポリスは苦み、辛みに加え、食べると口中にピリピリとした刺激があり、独特の匂いがあります。
その味に慣れるのには多少の時間を要します。
対策として、味や匂いを感じない錠剤のサプリメントが販売されています。
液体タイプはカプセルに入れ摂取するか、またはキャンディタイプを選ぶと抵抗が少なく摂取できます。

ハチミツの味

ハチミツは一般に甘く食べやすいのですが、そばのハチミツのように濃い色のものは味に癖があり、特に黒褐色のハチミツは美味しいと感じる人は少ないようです。

プロポリスの有効性

プロポリスは抗菌、殺菌力が強く、うがい用に用いると喉の炎症や痛みを抑える効果があります。
口腔内形成手術後に用いると早く治癒するといわれています。
プロポリスを普段のうがい用に使うと、風邪やインフルエンザの予防に有効だとされています。

経口摂取した場合のプロポリスの有効性については現在も研究中であり、まだすべてが明らかになっているわけではありません。

プロポリスは化粧品や石鹸、歯磨き粉、点眼剤などに配合された製品も販売されています。

ハチミツの有効性

ハチミツは殺菌、消毒作用があり口内炎、咳、のどの痛みの緩和に効果があるとされています。
また軽度の擦り傷、切り傷、火傷の治療にも有効です。
ハチミツは疲労回復にも効き目があるといわれています。

プロポリスの成分

プロポリスは産地により成分が大きく異なります。
一般にプロポリスの成分としてフラボノイド類、ミネラル類、ビタミン類、アミノ酸類、酵素類、有機酸類 などがあります。
プロポリスには非常に多くの成分が含まれ、それらすべてを合わせると数百にも及びます。

ハチミツの成分

ハチミツの成分は糖類、有機酸、酵素類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、ポリフェノール類などです。
主成分はブドウ糖と果糖です。

プロポリスとハチミツの使用の仕方

プロポリスは粘着性がありドロドロとしています。
プロポリスのヤニにも有効成分が含まれていますが、コップに入れるとヤニが付着します。
プロポリスは単独で摂取せず、牛乳やハチミツに混ぜて摂取します。
水には溶けないためお湯を使用します。

ハチミツは気温が低くなると白く固まりますが、品質には影響しません。
湯煎で溶かすと普通に使用できます。
ハチミツはそのままでも、料理やお菓子にも使えます。
主成分が糖類のため、摂り過ぎるとカロリーオーバーになります。

おすすめコラム一覧Related column